FXで1波目が重要な理由|トレンド転換の始まりを見抜く考え方

中級者
アイコン

FXで3波目を狙う時、 多くの方は 「3波目がどこから始まりそうか」 という部分に注目します。

もちろん、 3波目の形を見ることは大切です。

ただ、 僕がそれ以上に大切だと考えているのが、 その前に形成された「1波目」を丁寧に見ること です。

なぜなら、 3波目は突然出てくるものではなく、 1波目 → 2波目 → 3波目 という流れの中で形成されるからです。

1波目がどこから始まり、 どこまで伸びたのか。
どれくらい勢いがあったのか。
その先に抵抗帯はないのか。

こうした部分を丁寧に確認することで、 その後の3波目が 狙いやすいのか、見送るべきなのか を判断しやすくなります。

特に注意してほしいのが、 「1波目が出たから、次は3波目を狙えばいい」 と単純に考えないことです。

同じ1波目でも、 すでに大きく伸びている場合や、 上位足の抵抗帯が近い場合、 勢いが弱い場合など、 その後の3波目の狙いやすさは変わってきます。

だからこそ重要なのは、 「1波目があるかどうか」ではなく、 「どんな1波目なのか」を見ること です。

この記事では、 なぜ1波目が重要なのか、 そして 1波目を見る時にどこへ注意すればいいのか を順番に解説していきます。

1波目の特徴を理解する

まず最初に、 1波目がどのような波なのか を理解しておきましょう。

1波目とは、 これまで続いていた流れが崩れたあとに発生する、 新しい方向への最初の推進波 です。

例えば下落トレンドから上昇へ転換する場合、 安値を形成したあとに上昇し、 これまで意識されていた高値を抜いていく動きが 1波目になります。

ただし、 上昇したからといって、すべてを1波目として見るわけではありません。

僕が1波目を見る時は、 単純な値動きだけではなく、 「これまでの流れを変えるだけの動きになっているか」 を確認します。

1波目を見る時の主な特徴

・これまでのトレンドが崩れた後に発生する
・新しい方向へ動き始める最初の波になる
・戻り高値や押し安値など、重要な高値・安値を抜く
・その後の2波目、3波目を考える基準になる
・1波目の値幅や勢いによって、その後の狙いやすさが変わる

特に重要なのが、 1波目は、その後の値動きを考えるための「基準」になる ということです。

1波目が形成されたあと、 一度調整する動きが2波目となり、 その後に再び1波目と同じ方向へ動く局面を 3波目として狙っていきます。

つまり、 3波目だけを見ていても、 その前の1波目がどのような波だったのか を理解していなければ、 その3波目が本当に狙いやすいのか判断しづらくなります。

1波目は、 単なる最初の値動きではありません。

その後の2波目・3波目を判断するための土台になる波 として見ることが大切です。

※1波目の考え方は、 4時間足だけではなく、週足・日足・1時間足など全ての時間足に共通します。

1波目は2種類ある

トレンド転換を見るうえで重要になるのが、 1波目が戻り高値、または押し安値を抜けているかどうか です。

同じ1波目でも、 戻り高値・押し安値を抜けている1波目と、 抜けていない1波目では意味合いが変わります。

そのため、 単純に 「1波目が出たから次は3波目を狙う」 のではなく、 まずはその1波目が 戻り高値・押し安値をしっかり抜けているのか を確認してください。

① 戻り高値・押し安値を抜けている1波目

② 戻り高値・押し安値を抜けていない1波目

この2つを分けて考えることで、 その後の3波目を狙いやすいのか、慎重に見るべきなのか を判断しやすくなります。

1波目が急騰・急落している場合は狙わない

1波目を見るときに、 特に注意してほしいのが 急騰・急落している1波目 です。

一見すると、 勢いが強くてそのまま3波目も伸びそうに見えます。

しかし、 1波目の段階ですでに大きく値幅が出ている場合は、 その後の3波目で伸びる余地が少なくなっている可能性 があります。

□ 1波目が短時間で一気に伸びている

□ MAとの乖離が大きくなっている

□ すでに大きな値幅を使っている

□ その先に日足・週足の抵抗帯が近い

このような1波目の場合は、 「勢いが強いから狙う」のではなく、むしろ慎重に見る 必要があります。

ポイント

僕は、 1波目が急騰・急落して大きく伸びている場合は、基本的にその後の3波目を無理に狙いません。
3波目だけを見るのではなく、 その前の1波目でどれだけ値幅を使っているのか を必ず確認します。

重要なのは、 1波目が強いかどうかではなく、3波目にまだ伸びる余地が残っているか です。

1波目が伸びすぎていないか確認する

1波目を見るときに、 必ず確認してほしいのが 「すでに伸びすぎていないか」 という点です。

1波目が大きく伸びていると、 そのまま勢いよく上昇・下落が続きそうに見えます。

しかし、 1波目が大きく伸びたからといって、 その後の3波目も同じように伸びるとは限りません。

むしろ、 1波目で大きく値幅を使ってしまっている場合は、 その後に狙う3波目の値幅が残っていないことがあります。

1波目が伸びすぎているときに気をつけたいポイント

  • すでに大きな値幅を使っていないか
  • 次の抵抗帯・支持帯までの値幅が残っているか
  • MAとの乖離が大きくなっていないか
  • 押し・戻りが浅くなりすぎていないか
  • 3波目を狙ったときにリスクリワードが確保できるか

例えば、 1波目ですでに大きく上昇し、 そのすぐ上に日足や週足の抵抗帯がある場合、 その後の3波目を狙っても 伸びる余地がほとんど残っていない 可能性があります。

また、 1波目が急激に伸びた場合は、 MAとの乖離も大きくなりやすく、 その後に 乖離を埋める動き が入りやすくなります。

そのため、 「1波目が強く伸びた=チャンス」 と考えるのではなく、

この1波目のあとに、 まだ3波目が伸びるだけの余地が残っているのか を確認することが重要です。

僕自身も、 1波目を見るときは単純な形だけではなく、 伸びた値幅・MAとの乖離・上位足の抵抗帯 まで確認しています。

1波目が綺麗に形成されていたとしても、 すでに伸びすぎている場合は、 その後のエントリーを見送る判断も必要になります。

※1波目の考え方は、4時間足だけではなく、 週足・日足・1時間足など全ての時間足に共通します。

(重要)1波目のあと、なぜ2波目の調整が入るのか

1波目が形成されたあと、 そのまま一方向に伸び続けるとは限りません。

多くの場合、 一度押しや戻りが入り、 2波目の調整 が形成されます。

では、 なぜ1波目のあとに調整が入るのでしょうか。

大きく分けると、 僕は次の2つを意識しています。

  • 上位足や直近の抵抗帯で反応する
  • 下位足で利益確定の決済が入る

① 抵抗帯で反応して調整が入る

1波目が伸びた先に、 日足や4時間足などで意識されている抵抗帯がある場合、 そこで一度レートが止められることがあります。

例えば上昇の場合、 過去に何度も反応している高値や、 注文が集まりやすい価格帯に到達すると、 売り注文が入りやすくなります。

その結果、 一度上昇が止まり、 押しを作るような動き につながることがあります。

② 下位足の決済で調整が入る

もう一つ重要なのが、 下位足でポジションを持っているトレーダーの決済 です。

例えば、 1時間足や15分足などで早い段階からロングしていた人たちは、 ある程度レートが伸びると利益確定を行います。

ロングポジションの利益確定は、 売り注文 になります。

そのため、 下位足で利益確定が増えると、 一時的に売りが強くなり、 レートが下がることがあります。

この動きが、 上位足から見ると 2波目の調整として見える ことがあります。

つまり、 「抵抗帯で売られるから下がる」 だけではなく、 「先に買っていた人たちが利益確定することで下がる」 という考え方も大切です。

このように、 2波目の調整は単純にチャートの形だけで起きているわけではありません。

どこで新規注文が入るのか。
どこで利益確定が入るのか。

こうした大衆心理まで考えることで、 1波目から2波目への動きも理解しやすくなります。

例:1波目から2波目へ切り替わる節目が抵抗帯だった場合

下記のチャートでは、 1時間足の1波目から2波目へ切り替わった節目 に注目してください。

赤い縦線のポイントでは、 1時間足だけを見ると MAが収束から拡散へ向かっているように見えるため、ロングを狙いたくなる局面 です。

しかし、 結果的にはその後の3波目が大きく伸びずに終了しています。

では、 なぜ3波目が伸びなかったのでしょうか。

ここで重要になるのが、 1波目から2波目へ切り替わった節目が、どこだったのか ということです。

日足を確認すると、 1時間足の1波目が止められた位置には 日足で意識されている抵抗帯 があります。

つまり、 1時間足では収束拡散の形ができていても、 その上に日足の抵抗帯があるため、 3波目が伸びる余地が小さい局面だった ということです。

このように、 下位足だけを見れば綺麗なエントリー形状に見えても、 1波目がどこで止められたのか を確認する必要があります。

特に、 1波目から2波目へ切り替わった節目に 日足や4時間足などの上位足の抵抗帯がある場合は注意が必要です。

「収束拡散しているからエントリーする」 ではなく、 「なぜこの位置で1波目が止まったのか」 まで確認することが重要です。

例:1波目から2波目へ切り替わる節目に抵抗がない場合

次は、 1波目から2波目へ切り替わる節目に、 上位足の抵抗が特にない場合 を見ていきます。

今回も、 赤い縦線のポイントでエントリー したとします。

まず日足を確認すると、 1波目から2波目へ切り替わった節目である 赤い横線付近には、目立った抵抗帯がありません。

つまり、 1波目が止まった理由が 上位足の強い抵抗によるものではない と考えることができます。

このような場合は、 2波目の調整が終わったあと、 再び1波目の高値を抜けて3波目が伸びる余地が残っている と考えやすくなります。

そのため、 下位足で収束拡散などのエントリー条件が揃った場合でも、 その上に強い抵抗がないか を確認することが重要です。

前の例のように、 1波目から2波目へ切り替わった位置に日足の抵抗帯がある場合と比べると、 今回の方が 3波目が伸びるための余地が残っている と判断しやすくなります。

このように、 同じような収束拡散の形でも、 「1波目がどこで止まったのか」 「その位置に上位足の抵抗があるのか」 によって、その後の伸び方は変わってきます。

1波目から2波目に切り替わる節目で確認したい対策

では、 1波目から2波目に切り替わる節目で失敗しないためには、 どのような点を確認すればいいのでしょうか。

ここで重要なのは、 「ただ形を見る」のではなく、どこで注文が止まりやすいのかを事前に確認すること です。

特に、 1波目から2波目に切り替わる節目では、 上位足の抵抗帯や水平線が近くにあるだけで、 3波目が伸びずに終わることがあります。

そのため、 以下のポイントを事前に確認しておくことが大切です。

  • 1本目の水平線がレジサポ転換しているか
  • 1波目から2波目に切り替わる節目に抵抗がないか
  • 2本目と3本目の間に抵抗がないか
  • 3本目の利確ポイント付近に強い抵抗がないか

① 1本目の水平線がレジサポ転換しているか確認する

まず最初に確認したいのは、 1本目の水平線がレジサポ転換しているかどうか です。

ここがしっかりサポートとして機能していない場合、 2波目の押し目候補に見えても、 下に抜けてしまう可能性があります。

つまり、 1本目の水平線が支えとして機能しているか は非常に重要です。

② 1波目から2波目に切り替わる節目に抵抗がないか確認する

次に重要なのが、 1波目から2波目に切り替わる節目 です。

この節目は、 一見すると押し目買いが入りやすい形に見えることがあります。

ただし、 その位置に上位足の抵抗や意識される価格帯があると、 そこから2波目を作って終わるだけ になることがあります。

そのため、 「形がきれいだから入る」ではなく、その節目に抵抗がないかを先に確認する ことが大切です。

③ 2本目と3本目の間に抵抗がないか確認する

次に、 2本目から3本目へ伸びるまでの間に、 抵抗がないかどうか も見ておきましょう。

エントリー後にすぐ上に抵抗がある場合、 伸びる余地が小さくなり、 リスクリワードも悪くなります。

特に、 利確目標までの途中に抵抗が多い場合は、 3波目が素直に伸びない可能性が高くなります。

④ 利確ポイント付近に抵抗がないか確認する

最後に、 3本目の利確ポイント付近に 強い抵抗がないか も確認しておきます。

利確目標の少し手前に強い抵抗があると、 思ったほど伸びずに反落することがあります。

そのため、 どこまで伸びる余地があるのか を事前に見ておくことが重要です。

対策のまとめ

・1本目の水平線がレジサポ転換しているか確認する
・1波目から2波目に切り替わる節目に抵抗がないか確認する
・2本目と3本目の間に抵抗がないか確認する
・利確ポイント付近に強い抵抗がないか確認する

※この考え方は、1時間足だけではなく、すべての時間足に共通します。

まとめ

今回は、 1波目が重要な理由 について解説してきました。

1波目は、 その後の2波目・3波目を考えるうえで、 非常に重要な判断材料になります。

ただし、 「1波目ができたから3波目を狙う」 だけでは不十分 です。

1波目を見るときは、 以下のポイントまで確認することが大切です。

  • 1波目が伸びすぎていないか
  • 戻り高値・押し安値を抜けているか
  • 1波目から2波目へ切り替わる節目に抵抗がないか
  • 1本目の水平線がレジサポ転換しているか
  • 2本目と3本目の間に抵抗がないか
  • 利確ポイント付近まで伸びる余地が残っているか

特に重要なのは、 「なぜ1波目がその位置で止まったのか」 を考えることです。

日足や4時間足などの上位足に抵抗がある場合は、 下位足で綺麗な収束拡散ができていても、 その後の3波目が伸びないことがあります。

反対に、 1波目から2波目へ切り替わる節目に強い抵抗がなく、 その先にも値幅が残っていれば、 3波目が伸びる余地も残っています。

そのため、 チャートの形だけを見るのではなく、

どこに注文が集まりやすいのか。
どこでレートが止まりやすいのか。
その先にどれだけ伸びる余地があるのか。

ここまで確認することが重要です。

1波目を見る目的は、単純に形を探すことではありません。

その後の2波目・3波目が どのように形成される可能性があるのかを考えるための 重要な起点 として見ることが大切です。

※今回解説した1波目の考え方は、4時間足だけではなく、すべての時間足に共通します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました